男子と女子の学び方の違い

自考塾で見える現実」

自考塾で日々生徒を見ていると、男女で学習スタイルにハッキリとした違いがあることに気づかされます。今日は、その違いと、それぞれの伸ばし方について書いてみます。

女子の特徴

  • 単語暗記が苦手
    女子は地道な単語暗記がどうしても苦手です。文脈で覚えたい、物語や会話の中で結びつけて覚えたいタイプが多く、机に向かって同じ作業を延々と続けるのはストレスになります。
  • 好奇心旺盛・切り替え型
    一つのことにじっと集中するより、次々と興味が移る傾向があります。「鍵を探す」までに時間がかかり、道筋が見えないと迷いやすい。だから、学習設計の導線を明確にすることが重要です。
  • 工夫次第で伸びる
    手がかかる分、やり方を工夫すれば伸びしろは大きいです。文脈やストーリーに結びつけた暗記、短時間集中+変化のあるトレーニングで、一気に力を伸ばすことも可能です。

男子の特徴」

  • 集中力と持久力が強い
    男子は一度集中すると長時間取り組めます。焚き火を見ながらお酒を飲むかのごとく、じっと集中できるタイプです。単調な作業やリスニングの反復も苦になりません。
  • リスニングに課題がある
    ただし、男子でリスニングが苦手な生徒が多いです。文字を頭の中で追って理解しようとする傾向があり、実際の音声と文字がズレる英語では理解が追いつかないことが多い。
  • シンクロ感がカギ
    リスニング力を伸ばすには、音源に合わせて口を動かす「シンクロ感」を身につけることが必須です。耳と口が連動すると、聞くだけでなく、瞬時に口から英語が出る「ペラペラ感」が育ちます。

男女で違うけれど、伸ばし方はある

女子は「鍵を探す過程」を短縮して迷わず進める導線づくり、男子は「シンクロ感」を体で覚えさせる練習がポイント。性格や特性に合わせたアプローチをすることで、男女どちらも効率よく力を伸ばせます。

自考塾では、これから女子の生徒も増えていきます。手がかかる分、伸びしろも大きい。男子の特性を活かしたリスニング強化も必須。性格や学習スタイルを踏まえた指導こそが、結果につながるのだと日々実感しています。

だからこそ、私は準1級年間20人合格を目指して、合格するための仕組みをどんどん作っていこうと思います。性格の違いも学習のクセも、すべて計算に入れた指導こそが、本当に力を伸ばす鍵なのです。

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